人生しきりなおしちゃん

人生しきりなおしちゃん

25歳女子。仕事やめて大学院へ行くの巻

リンツから怒涛の20時間バス パリ経由でロンドンへ

リンツからロンドンまで。20時間バスの旅。リンツの空港からロンドンまでライアンエアというLCCが飛んでいますが、荷物が多すぎて超過料金で高くつくということで、泣く泣くバス。リンツからパリで一旦乗り換え、ロンドンへ。

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最後、寮でパシャリ。荷物多すぎな・・・

 

 

 

しかもパリからロンドンまではバスのセールで8ユーロ。約1000円。大垣から名古屋へ行く感覚ではないか!とびっくり。

 

乗り換えのパリでは少し乗り換え時間があったため、9月にも行ったけれど少し観光。昔行ったパリはとても大きい街のイメージがあったけれど、実際今回一人で行ってみると他の都市に比べても小さい。地下鉄に乗ればすぐ端っこまで行くことができる。にも関わらず、街の雰囲気はなぜか分からないけれど、やっぱり素敵だしお店やいる人もみんな素敵。いつかパリに住んでみたいと密かに思う。。。

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パリのジュンク堂丸善?日本語の本しかなくて、ただの日本であった・・・。

 

昼は奮発して、ハンバーガーを購入。超美味しかった!

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パリからロンドンはトンネルで向かうが、トンネルに入るまでが、フランスの出国審査、イギリスの入国審査で2回もバスから下りて審査がある。特にイギリスの入国審査が自爆テロが最近多いため厳しく、帰りの飛行機、ホテルの場所も聞かされる。一人入国できず、降ろされていました。。。そして多分、日本人っぽい少年。。。トンネルも道路ではなく、列車しか通れないため、車両用の大きな、鉄道にバスや車ごと乗車して向かう。その列車には窓がないため、バスに乗っているとこれは進んでいるのか、止まっているのかバスに分からなくなる。ディスニーランドのスターツアーズのようなイメージ。アトラクションに乗っているような感じがしてとてもワクワクしました。

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トンネルを抜けてロンドンに入ると一気に街の街並みがハリーポッターで見た感じになり、今まで見た典型的なヨーロッパから一気に違う国に来た!という感じに。ロンドンの建物は全て繋がっているような構造で他のヨーロッパの古典的な建物の構造とは違った雰囲気でやはり日本のように島国(海を超えなければいけない構造)だと、近くてもこんなに変わるのかと驚いてしまいました。にも関わらず、英語が世界でこんなに話される言葉になることにも驚愕。

 

バス降車場所からホテルまでは、地下鉄で行けそうだったけれどあまりにも荷物が重い&トランクのローラーが壊れているということで泣く泣くタクシー。3000円ぐらいかかって、パリからロンドンまで1000円なのに、勝手に悔しくなりました(笑)

 

ホテルは、キングスクロス駅から徒歩5分ぐらいのホステル

YHA London St Pancras Hostel

 

相部屋でしたが、トイレもお風呂も綺麗だったので満足!

そして、wi-fiも使い放題!近くにスタバもあって何かと便利でした〜。

ただ、お風呂・トイレ付きの相部屋にしたけれど、あまりにも水の音がうるさくて周りの人に迷惑かなって思い、結局共用(綺麗だった)のお風呂使うことにしたので、今後泊まるとしたら、普通に一番安いプランにするかも。

 

ロンドンには3泊!

最後の観光を楽しみます〜!

 

 

さらばリンツ!

とうとう三ヶ月滞在(途中で色んな場所行き、いないことも多かったですが)したリンツを離れます。
単純にリンツは、思った以上に栄えていてかつとても安全な場所で、ここ一生住めるな、と思えました。(笑)
 
ドナウ川がすぐ近くを通り、広場も教会もあり、その中心でトラム(路面電車)が走っている。
ヨーロッパで見られる典型的な風景ですが、色んな国を見て見てもリンツが一番バランスが良い気がします。
良い意味で観光化されていない感じ。
 

 

中心の道路はチェーン店が多々並ぶけれど、一本道に入ると、とても可愛い個人経営のお店がたくさんあって、
正直はじめの一ヶ月は全く一本道に入ったところなんて行ったことなかったけれど、知ってからは学校が早く終わった時などにウィンドウショッピングを楽しみました。
リンツに昔からあるケーキ屋さんやら、お店やら。中古のお店など。地元の人が地元の人へ売る。地域内で経済が回っている感じが、東京だとあまりない風景なので、新鮮でした。
 
リンツは、昔ヒトラーが愛した街として印象があまり良くない時に街を起こしてアルスエレクトロニカセンターができ、テクノロジー×地域活性化の第一線を行く街になりました。でも、来る前はもっとハイテクな装置が街の中にたくさんあるのかな、と勝手に思っていたのですが、普段は他と変わらない普通の街なので、いきなりテクノロジーで街をガラリと変えるっていうわけではなく、こういう手法があってもいいんじゃない?とアルスセンターを作り街のイベントの時に街のことがわかるテクノロジーを使ったブースだったり、アルスから地域のクリエイターに仕事を発注したり、など。一方的ではない取り組みを行っているのを来て初めて知ることができました。
 
あとは、時間の流れについてが興味深く、平日の昼間っからビールワインを飲むおばさまおじさまが多い!そして日曜はどのお店も閉まるので食材を買い忘れると悲惨なことに!(笑)ヨーロッパの人はどういう時間の使い方をしているのかとても気になりました。最初はこの時間の流れになれず、日曜も開けてよ〜と思ってましたが徐々になれ、むしろ最後には日本も年中無休にしなくてももっと休んだ方がいいよってなります。
 
また、いつ かリンツに来たい。アルスエレクトロニカに出展できることを願って。。。(笑)さらばリンツ

アムステルダム eyemuseumとぶらぶら散歩

 

アムステルダム 美術館・ギャラリーめぐり
 
アムステルダムは意外にも美術館が多くて、朝から細かくスケジュールを刻んで回る予定でしたが、1番はじめに行ったeyemuseumが良すぎて半日ぐらいいた気がします。(笑)
全然関係ないですが、夜のアムステルダム↑ 綺麗・・・
 
Eyemuseumはアムステルダム中央駅から船に乗って(ゆーて船に乗っているのも5分ぐらいですが)すぐ対岸にあります。
 
映像関連の歴史や企画展をやっているようです。まずミュージアムの建物自体がすごい。。。
 
中も綺麗で、展示に入らな行くても、カフェから海全体を見渡せるので、カフェのみ利用している人も多い印象でした。
 
 
まずは常設展へ。小さい子でもわかりやすいような仕組み(小さい子が持てるipadみたいなディスプレイを設置している)や、グリーンバックがあって合成を楽しめる装置など、よくある映像の歴史がつらつら展示されているだけでなく、実際に触れるのが非常に楽しかったです。映像学部卒業ながらも、そんな映像の歴史詳しくないのですが、あれは昔、授業でやったあの機械や・・・!みたいなものもありました。(笑)つい最近、リンツ工芸大のメディア考古学でやった、マジックランタンも普通に置いてあって、これもテンションあがる。
 
そして、なにより次の企画展が非常に良かった。。。
タイの映像作家のアピチャッポンを取り上げていたのですが、知らずに見ていて衝撃...。一回大学生の時、京都での展示は行ったことがあったのですが、その時とはまた違った印象。アピチャッポンの作風が変わったというより、私が変わったんだと思うけれど、大学生の時は見て、むむむ、難しい...と感じたことも今回見たら、すっとはいってきてずっと見ていられるかんじでした。
 
Fireworksって作品は真っ暗闇の中、花火や通りがかりの人がカメラのフラッシュを炊くことで時折、中心のオブジェが見える。そして、別の作品はひたすら真っ暗な中、遠くの中心に何か見えるような気がするけれどそれが何かわからない映像。
作者本人の出身地をメインの映像が多いんだけど、ただの記録映像(インタビュー映像)になってないのがすごい。
 
大きな空間のまんなかに丸型のソファがあり、それに寝転がりながら8面ぐらい囲まれた映像で見れるのは贅沢でした...。
 
基本静かな作品で直接的にメッセージを伝えているわけでもないんだけれど、見ていてなんか同じアジアだからかはたまた私が沖縄出身だからか、親近感を感じます。
 
しかも、学部の先輩がアピチャッポンを専門に大学博士まで行っているのでこの興奮を伝えたら、本当はfireworksはガラスやアクリルに反射させることで、花火が飛び散った瞬間に壁にも投影されるらしい...。日本でも展示するらしいのでこれは見にいかな...と思いました。
 
 
 
Eyemuseumで放心状態になった後、美術館ではないですが、また船を渡ってmediamaticfoundationというところへ。地域団体で自然と科学をテーマに色々活動しているみたいです。実際、施設自体はやっていなかったですが、ビニールハウスで野菜?を栽培していたり、建物の中を窓越しに観ると、講演会できるようなスペースもありーの、ラボみたいなところもありーのでとても気になりました。しかも立地が川のすぐ横なので、気持ち良さそう...。アムステルダムは他にもこういう地域活動をしている団体がいくつかあり目星をつけて行ったのですが、どれも楽しそうでした。
ベルリンはもっと閉鎖的というか、若い人が経営している印象がありましたが、アムステルダムはもっと地域にのめり込んでいる感じがして、隣の国でも違うんだな〜と思います。おそらく、立地もあると思いますが。家族ずれもたくさんいて、家族でこういう地域団体に参加する人も多そう。
 
 
そして、逆に薬も合法だったり、ヤバイ系(アダルト系の)の劇場、お店もたくさんあるのが驚き。本当一本道を入ると、おしゃれな雑貨さんの裏がやばいお店だったりするので、え〜〜〜ってなります。(笑)
 
逆にここまでオープンな方がいいのかも。小さい子も多いし、普通にアダルト系のお店もたくさんあるし、アムステルダム性教育ってどうやって教えているんだろう、って興味が湧きます。
 
 
 
そして歩いて、De Hellen amsterdamへ。ここも美術館ではなく、大きい色んなお店がはいっている施設ですが、地下が自転車置き場になっていて、そこの構造が言葉だとなんか伝えにくいけれど面白い。
 
アーケードの真ん中では、コーラスやっていたり、その横では古着屋さんが出店していたりと、なんか街に溶け込んでいる感じがしてとても良い。
 
その横にあるフードコートは、20店舗ぐらいあって、そこも日曜ってのもあるけれど、広いスペースにもかかわらず満席でした。
 
おそらく建物は元からあって、中だけ改装している感じなんだけれど、最近東京とかにもよくできている、地域密着型の総合施設だけれど、若い人だけではなく、おじいちゃんお婆ちゃんも利用しているのが、特徴的。
 
日本でも同じモデルをやろうと思っても、ここまで幅広い年齢層の人たちが使いたいって思えるような場所になるのってなかなか難しいよな〜って思いました。
 
 
アムステルダムは、首都といいながらもスーパーもありつつ、きちんと小売業店も残って地元の人も観光客も利用しているのが素敵。しかも、お店もセンスがあるところばっかで、なんか他のヨーロッパの国にはない独特さを感じました。
 
住みた〜〜〜て思ったけれど、もちろん物価と語学の壁高し。
 
 
国立美術館は時間がなくていけなかったですが、またいつか来る際はきちんと予約していこうと思います〜。
アムステルダム中央駅にはグランドピアノが置いてあり、自由に弾いてくださいって書いてあった。素敵!
 
そして、この日は18:30の電車でフランクフルト、0:05フランクフルト発で朝06:00ミュンヘン着という怒涛のスケジュール(宿泊代をケチっただけ)の移動!
 
ユーレールパスで元を取るために必死になっている感はありますが、このおかげで200ユーロぐらい、元はとれた気がします(笑)

アムステルダム!バッハ美術館と激ウマオランダ料理

 
夜行バスで、ベルリンからアムステルダムへ。
アムステルダムは物価が高いので安いホテルが中々探せず、結局ホステル。しかも市内から30分かかるところ。 正直、ホステルは苦手でどんなにお金がなくても旅行に行く時は個室を予約するが今回は、お金が圧倒的にないので(笑)泣く泣くここを予約しました。6人部屋でも60ユーロ...。やっぱりアムステルダム高いっ!泣
 
でも、初めて行ったアムステルダム。この留学3ヶ月間で1番良かったのではと思うくらい良い場所でした。水に囲まれて、ベネチアみたいな感じかな、と思ってましたが、川に囲まれながらも、街全体が大きいので道も広い。しかも、街並みもとてもきれいで、トラムに乗るよりも、歩いて回りたい!と思えるようなどこを見ても景色が美しい場所でした。
 
 
ついてからホテルに荷物あずけた後は、幼稚園、小学校の途中まで沖縄で同級生がドイツに住んでいるので再会!アムステルダムで再会なんておしゃれや...。京大卒の省庁に勤めているエリートで私とはかけ離れた世界にいる子ですが、最後に会ったのは、社会人1年目の土日も絶望的に仕事をしている時だったので、あの時に比べ、今の方が余裕をもって話せて、楽しかったです。あの時は2?3時間会って速攻会社に戻るみたいなかんじだったので...。
 
 
アムステルダムは、美術館やレストランなど常に行列ができるとのことで、事前に友人が予約をしてくれ(号泣)まずはバッハ美術館。正直、知識はない中でいきましたが、バッハの初期の作品からなくなる前まで、バッハの影響されたものなど、細かく展示されているので、知識がない人でも楽しめると思います。
 
ここでバッハが浮世絵に影響されたことを初めて知りました。浮世絵を油絵で模写したものも展示されていて、バッハが頑張って漢字を模写しているのが萌えました。(笑)
 
9月にベネチアのノイエギャラリーで見たアーティストも日本の墨絵に影響されて、作風変えてててびっくりしたけれど、それと通じる感じ。
 
バッハも、浮世絵の影響から輪郭をはっきりさせる作風にガラリと変わっていて、それが面白い。そして、画家もその人の作風の特徴というか、これは、このアーティストの作風!と示せるのが重要なのかな、と感じる。現代アートでいうと水玉は草間彌生や、とか。
当時は圧倒的に風景画が多い中、その風景を本物のように書く技術は必要ながら、そこに個性を出すのは今よりも大変な気がする。
今は、アウトプット手法もたくさんあるから、個性がもはや昔に比べたら出しやすいのかもしれないな、と思いました。
 
 
そして、バッハ美術家で安くなっていた傘を購入。なんか変な形だけれど(傘が壊れない工夫らしい)私が好きででも高くて買えないコシラエルの傘っぽいデザイン(バッハの絵だけれど笑)がいいな、と思い。しかも美術館出たら雨降ってた。丁度良い。
 
 
そのあとは、私がヨーロッパに来る前に代官山蔦屋でガイドブックを漁ってgooglemapに記しをつけまくったお店たちをぶらぶら。
オランダといえばチーズということで、チーズ屋さんにも入りました。友人がチーズ色々入っているセットを購入し、少し分けてもらいましたが、全然いつも食べているチーズと違う。味が濃い。きっとオランダの人はこれを日本でいう、するめのように食べているのであろう...。
 
 
友人が、いろんな種類のチーズが少しずつ入っているの買って少しもらったけれど
美味しくて泣きそうになった。。。
 
 
 
そして、予約してくれたオランダ料理やさん Haesje Claes Restaurant へ。
久しく魚を食べていなかったので、久々に魚を食べられて号泣。美味しすぎて号泣。このレストランが正統派のオランダ料理やさんらしい。値段もオランダにしては手頃らしい。
この色んな魚とエビ、じゃがいもが煮込んである料理で17ユーロぐらいでした。金欠で基本、自炊かスーパーで激安のパンを購入みたいな日々だったので久々にレストランでご飯を食べて幸せでした...。
日本語メニューの表示がおかしいけれどそれもまた味がある。ゲームのシチューって...。
 
 
友人は日帰りでドイツに帰らなければいけなかったので、ご飯を食べて解散!
2日目は、美術館・ギャラリーめぐりです〜