人生しきりなおしちゃん

人生しきりなおしちゃん

25歳女子。仕事やめて大学院へ行くの巻

念願のZKM

ドイツのカールスツーエにあるメディアアートセンター ZKMに行くために下車。
 
街自体はこじんまりしていて、駅前は動物園もあり自然がたくさんある印象で
それまで行ったミュンスター・カッセルとは違ってとても静かだった。
 
駅にあるゴミ箱の表記が日本だと「紙類」って書けばいいのを、4ヶ国語もかいてある。
みんな若干似ている。
 
 
 
その日のうちにパリに行かなければ行けなかったため、ZKMは2時間ほどの滞在だったが、
広い空間の中に、どん!と置かれる作品たち一つ一つがとても素敵でテンションが上がる。
 
lra Schneiderの作品がリアルタイム映像と過去の映像を組み合わせていてとても面白かった。
 
Wipe Cycle
9つあるテレビに順々にどこかのコマが移りつつ、自分の今の姿もうつる。
ランダム?に移る映像は、映画か自分で撮った映像のワンシーン。テレビを通じて、分身して行く自分の姿が面白い。
 
自分がどんどん増えていく。どれが今の自分なのかわからなくなる。
しかもそれを、自分だけじゃなくて実は、外の壁にも投影されている
管理人のおじいさんに教えてもらって知って、恥ずかしくなった。(笑)
 
・自分がどんどん増えていくリアルタイムから過去との境目がわからなくなる
・いつのまにか誰かに見られている怖さ?
 
っていう面白さがある作品。昔、大学の卒業研究の時に先生に教えてもらったのもこれかも。
なんか、4年越しに見れた気がした。
 
 
 
ナムジュンパイク internet dream (1994)
とりあえず、これだけテレビを繋げる事で迫力が出ないわけない(笑)
内容は、サイケデリック。ずっと見ていると、なんかおかしくなってくる。
でもきっと、題名そのもので、インターネットの将来を、ナムジュンパイクが表現したのかな(#安易)
 
 
そしてちょうど、9/7からやっていた別の企画展も非常に面白かった。
 
Datumsoria: The Return of the Real
 
中国と韓国のアーティストを中心に、アートとテクノロジーで政治や経済などに革命(おそらく問題定義?の事)を起こそうとしている人たちを取り上げている。
 
 
YAN lei  Reverie Reset 2016-2017
 
参加者のとった写真が、解析され文章化し、筒状の大きいディスプレイに表示される。
例えば、赤ちゃんだと、「その男の子は今○○をしています〜」ていう文が出るみたいな。完全にはあっていないけれど、道とか人とかは判定できるみたい。
 
壁にあるバーコードに自分のフォルダにある写真をアップロードできるので先日ドイツで撮った虹の写真をアップしてみた。
「A traffic light on the side of a road」若干違うけれど、街灯みたいなの映ってるし、一応道っていうのは解読したみたい(笑)
 
参加型で写真をアップできるからこそ、それが文章になる事でデータが蓄積されて、しかもそれがずっと自分の前に表示されるのではなく、回転されて、違う人の記録が回って行く演出もとても面白かった。
 
 
写真を解読して、変換する技術は他の作品にもあって、これは写真を解読して機械が絵を描いて行く。これもまず迫力がある作品。アジアって作品大きくしがちな偏見ある(笑)機械で絵を描くっていうのは、結構見るけれどこれは、機械自身がこの写真のポイントを決めて描いているから、プログラムで動かしているというよりも、自身で描いている感じがより一層した。
 
「人が機械を動かして描いている感」と、「機械自身が動いて描いている感」っていう微妙な感覚の違いってどこで出るんだろ。
 
 
個人的に好きだったのが、この作品。
 
Ra Jae Lozano Hemmer Pase Empty your pokets
 
自分のポッケに入っているものを出して、よく美術館のとかにある荷物検査の機械に入れると、上からプロジェクターで他の映像と被せて出てくる。荷物検査機っていう題材そのものが面白いけれど、最後までいった時に自分のものだけ、普通に地面に落ちるのが、映像と実物の感覚の違いを表してて、映像と実物を組み合わせるのいいな、と思いました。
 
 
Zhang pei Li Landscape with spherical Architecture
目の前にいる時にしか映像が流れない。
 
 
1階でこのボリュームで、2階はフォント展、
駆け足で見たけれど、これも面白かった。駅にあったゴミ箱のように、ヨーロッパは基本アルファベットベースにも関わらず、国を超えた瞬間言葉が一気に変わって、単語も変わるっていうのが、日本人の私からしたら新鮮。海を越えたら、そりゃかわるわなって思ってしまうけれど、陸続きの国で単語表記も変わるのが不思議。
 
 
 
3階はゲーム展示。
時間なかったから、駆け足で見たけれど、
Bill Viola の The night Journey が映像綺麗で気になった。やろうと思ったけれど、何しろプレステを全くやったことがないのでコントローラーの使い方がわからず断念。
 
youtubeで予告編はあった。
 
Bill Violaは大学時代、少し授業で映像見たぐらい、今回のドクメンタでも映像作品出していたけれど実写のイメージが強かったから、意外だった。でも、一気に変化して行くのではなく、徐々に変化して行く仕組みがゲームにも反映されているような印象を受けた。適当に触っただけだからわからないですが...。
 
 
 
大学時代から、なぜか「ZKM=メディアアート総本山」みたいな勝手な印象があったので今回、念願に行けてしかも
非常に勉強になりました...。23歳の頃は、制作意欲に燃えていた私が一旦会社に入って撃沈し、また26歳になってここに来れたってこと自体なんかしみじみと色々あったな。と考えてしまいました。