人生しきりなおしちゃん

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25歳女子。仕事やめて大学院へ行くの巻

念願のロシア!!モスクワビエンナーレ

ウィーンから3時間。かつ、今年はモスクワビエンナーレをやっているので、この機会に念願のモスクワに行ってきました。VISAも必要だし、個人的に行くのにハードルが高い国だったので、来れてとても嬉しい〜〜。
 
 
しかも友人がモスクワに留学してて、色々観光してくれたおかげで難なく色々見れました。
むしろ、一人だったらまず文字が読めないし、危なかったです。。。
 
これからロシアに行く人は絶対キリル文字読めるようになって行った方がいいです、、、。
それだけで、電車・買い物激しく便利・・・。
 
 
1日目は夕方到着だったので、ホテルに直行し、
2日目にモスクワビエンナーレへ。
新トラチェコフギャラリーはトレチャコフ美術館から歩いて10分ぐらいのところにある公園の中にありました。
その公園も面白くて、彫刻ばかり。 
 
ソ連時代に迫害にあった人をテーマにした作品も。
 
 
モスクワビエンナーレの今回のテーマは「forests⇄clouds」
 
以下ビエンナーレのサイトから
 
「『Clouds⇆Forest』は、森(フォレスト)と雲(クラウド)の間を変遷・拡張・消散するクリエイティヴ・トライブ(創造的な小集団)としてのアーティストに着目します。そうしたクリエイティヴ・トライブが、鑑賞者の主観性をどのように再構築し、また、そうした彼らの創造性が個々の主観性にもとづいた新たな環境空間(エンヴァイロメンタル・スフィア)の形成にどのように関わっているかを見せる展覧会となっています。インターネット上のコミュニケーションに代表される、既存の枠組みとは異なる環境空間を生み出す昨今の新たな世代を考慮したうえで、本展のキュレーションの枠組みには、日々進歩するテクノロジーに新たな生命を与えながら、文化的な根源ともつなげあわせるアニミズムとしての芸術的な言語を獲得しようとする表現と、歴史/ジャンル/メディアを横断するリゾーム的な有機システムとしてのアート表現の可能性が含まれています。」
 

 

 
総合キュレーターの長谷川祐子さんは、実家の近くにある東京現代美術館でやっていた「うさぎスマッシュ展」のキュレーターで知り、それ以来著書や記事などはひっそりと拝見していたので、まさかモスクワで見れるなんて・・・と、とても楽しみでした。何よりうさぎスマッシュ展が当時大学生だった私にとっては衝撃的な展覧会で、そこでスペキュラティブ・デザインの存在を知ったのが今の自分の制作にも繋がっている気がします。
 
 
作品はまさにテーマ通り、リアルの世界とネットの世界(テクノロジー)の関係をアーティストがどう捉えているのか、考えさせられる作品が多く、その表現方法も映像、オブジェクト、絵それぞれ。研究成果みたいに展示してあるのもありました。
 
 
日本の売るための植物栽培工場のドキュメンタリーやgoogleやyahooなどのネットメディアを地形のように表現している絵など。
 
今年のアルスエレクトロニカもバイオアートが多かったですが、アルスはテクノロジーを使ってしてみた系
(細胞を音楽に変換してみた、遺伝子を組み合わせてみたなど)で技術重視だった印象がありますが、今回のビエンナーレはまさに逆。アーティストが思ったことをそれぞれしたい形で表現していて、理解するのは難しいけれど、みた後にあれは何だったんだろう・・・。とずっと考えてしまうような作品ばかりでとても素敵でした。
 
日本でみたアートシャワーもそうだったけれど、アウトプットが綺麗汚いに関わらず、アーティストのメッセージの重要性を今回の展示を見て思います。リンツ工芸大野授業も技術面からしたら日本よりも低いかもしれないけれど、生徒のバックグラウンド、出身の国も違う分、考えていることやメッセージが違うからこそ、できたものがとても面白い。日本だと、考えられないことも平気でやってしまう感じを見て、私も、あ〜何恥ずかしがってるんだろうって思います(笑)
 
 
 
まとめになってないですが、、、。モスクワビエンナーレ関連でモスクワ各所施設でも展示を回ったので、
それもまとめようと思います〜。
 
 
全然関係ないけれど、デパートにあったヒストリックトイレって書かれているところ行ったら、300円取られた。でも、すんごい綺麗で、一回誰か使ったら個室の前に人が常駐してて、掃除してくれるシステム(笑)謎(笑)