人生しきりなおしちゃん

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25歳女子。仕事やめて大学院へ行くの巻

アムステルダム eyemuseumとぶらぶら散歩

 

アムステルダム 美術館・ギャラリーめぐり
 
アムステルダムは意外にも美術館が多くて、朝から細かくスケジュールを刻んで回る予定でしたが、1番はじめに行ったeyemuseumが良すぎて半日ぐらいいた気がします。(笑)
全然関係ないですが、夜のアムステルダム↑ 綺麗・・・
 
Eyemuseumはアムステルダム中央駅から船に乗って(ゆーて船に乗っているのも5分ぐらいですが)すぐ対岸にあります。
 
映像関連の歴史や企画展をやっているようです。まずミュージアムの建物自体がすごい。。。
 
中も綺麗で、展示に入らな行くても、カフェから海全体を見渡せるので、カフェのみ利用している人も多い印象でした。
 
 
まずは常設展へ。小さい子でもわかりやすいような仕組み(小さい子が持てるipadみたいなディスプレイを設置している)や、グリーンバックがあって合成を楽しめる装置など、よくある映像の歴史がつらつら展示されているだけでなく、実際に触れるのが非常に楽しかったです。映像学部卒業ながらも、そんな映像の歴史詳しくないのですが、あれは昔、授業でやったあの機械や・・・!みたいなものもありました。(笑)つい最近、リンツ工芸大のメディア考古学でやった、マジックランタンも普通に置いてあって、これもテンションあがる。
 
そして、なにより次の企画展が非常に良かった。。。
タイの映像作家のアピチャッポンを取り上げていたのですが、知らずに見ていて衝撃...。一回大学生の時、京都での展示は行ったことがあったのですが、その時とはまた違った印象。アピチャッポンの作風が変わったというより、私が変わったんだと思うけれど、大学生の時は見て、むむむ、難しい...と感じたことも今回見たら、すっとはいってきてずっと見ていられるかんじでした。
 
Fireworksって作品は真っ暗闇の中、花火や通りがかりの人がカメラのフラッシュを炊くことで時折、中心のオブジェが見える。そして、別の作品はひたすら真っ暗な中、遠くの中心に何か見えるような気がするけれどそれが何かわからない映像。
作者本人の出身地をメインの映像が多いんだけど、ただの記録映像(インタビュー映像)になってないのがすごい。
 
大きな空間のまんなかに丸型のソファがあり、それに寝転がりながら8面ぐらい囲まれた映像で見れるのは贅沢でした...。
 
基本静かな作品で直接的にメッセージを伝えているわけでもないんだけれど、見ていてなんか同じアジアだからかはたまた私が沖縄出身だからか、親近感を感じます。
 
しかも、学部の先輩がアピチャッポンを専門に大学博士まで行っているのでこの興奮を伝えたら、本当はfireworksはガラスやアクリルに反射させることで、花火が飛び散った瞬間に壁にも投影されるらしい...。日本でも展示するらしいのでこれは見にいかな...と思いました。
 
 
 
Eyemuseumで放心状態になった後、美術館ではないですが、また船を渡ってmediamaticfoundationというところへ。地域団体で自然と科学をテーマに色々活動しているみたいです。実際、施設自体はやっていなかったですが、ビニールハウスで野菜?を栽培していたり、建物の中を窓越しに観ると、講演会できるようなスペースもありーの、ラボみたいなところもありーのでとても気になりました。しかも立地が川のすぐ横なので、気持ち良さそう...。アムステルダムは他にもこういう地域活動をしている団体がいくつかあり目星をつけて行ったのですが、どれも楽しそうでした。
ベルリンはもっと閉鎖的というか、若い人が経営している印象がありましたが、アムステルダムはもっと地域にのめり込んでいる感じがして、隣の国でも違うんだな〜と思います。おそらく、立地もあると思いますが。家族ずれもたくさんいて、家族でこういう地域団体に参加する人も多そう。
 
 
そして、逆に薬も合法だったり、ヤバイ系(アダルト系の)の劇場、お店もたくさんあるのが驚き。本当一本道を入ると、おしゃれな雑貨さんの裏がやばいお店だったりするので、え〜〜〜ってなります。(笑)
 
逆にここまでオープンな方がいいのかも。小さい子も多いし、普通にアダルト系のお店もたくさんあるし、アムステルダム性教育ってどうやって教えているんだろう、って興味が湧きます。
 
 
 
そして歩いて、De Hellen amsterdamへ。ここも美術館ではなく、大きい色んなお店がはいっている施設ですが、地下が自転車置き場になっていて、そこの構造が言葉だとなんか伝えにくいけれど面白い。
 
アーケードの真ん中では、コーラスやっていたり、その横では古着屋さんが出店していたりと、なんか街に溶け込んでいる感じがしてとても良い。
 
その横にあるフードコートは、20店舗ぐらいあって、そこも日曜ってのもあるけれど、広いスペースにもかかわらず満席でした。
 
おそらく建物は元からあって、中だけ改装している感じなんだけれど、最近東京とかにもよくできている、地域密着型の総合施設だけれど、若い人だけではなく、おじいちゃんお婆ちゃんも利用しているのが、特徴的。
 
日本でも同じモデルをやろうと思っても、ここまで幅広い年齢層の人たちが使いたいって思えるような場所になるのってなかなか難しいよな〜って思いました。
 
 
アムステルダムは、首都といいながらもスーパーもありつつ、きちんと小売業店も残って地元の人も観光客も利用しているのが素敵。しかも、お店もセンスがあるところばっかで、なんか他のヨーロッパの国にはない独特さを感じました。
 
住みた〜〜〜て思ったけれど、もちろん物価と語学の壁高し。
 
 
国立美術館は時間がなくていけなかったですが、またいつか来る際はきちんと予約していこうと思います〜。
アムステルダム中央駅にはグランドピアノが置いてあり、自由に弾いてくださいって書いてあった。素敵!
 
そして、この日は18:30の電車でフランクフルト、0:05フランクフルト発で朝06:00ミュンヘン着という怒涛のスケジュール(宿泊代をケチっただけ)の移動!
 
ユーレールパスで元を取るために必死になっている感はありますが、このおかげで200ユーロぐらい、元はとれた気がします(笑)