人生しきりなおしちゃん

人生しきりなおしちゃん

25歳女子。仕事やめて大学院へ行くの巻

モスクワの美術館・ギャラリー巡り

 

ネットで調べたところ、モスクワのギャラリーについての情報が集まった、サイトを見つけましたので、このサイトを見て目星をつけ、(モスクワ大きいので)ホテルから近いギャラリーから回って行きました。
まずは、winzavodへ。
 
ユニクロが入っている大きいショッピングセンターの裏手少し歩いたところにあるのですが、
落書きばかりの若干治安の悪そうなところを超えると突如現れます。
元ビールの醸造所を利用して、ギャラリーが5、6つ、ライブ会場のような場所と雑貨、文房具屋さん、そして美術系の専門学校も入っているそうです。2017年でちょうどできて10年らしく、3つぐらいある大きな施設の中に入ると、10年間で世界で起きた出来事とwinzavodの歴史が展示されていました。
 
 
ニューヨークのチェルシーみたいに、街の中にギャラリーが点在しているところは見たことがあるけれど、このように大きな施設の中にギャラリーがいくつも入っているのは見たことがなかったので非常に面白い!しかも学校も近いので、生徒さんはアーティストの展示をこんなに近くで見ながら勉強できる環境って素敵だな〜と思います。
 
しかも、ここは地下が特に面白く、ここおりていいところなの??みたいな階段の下に突如大きな美術関連の文房具屋さんがあって、それまた素敵でした。
 
どうやって運営されているのか、サイトがロシア語だったので全くわからなかったですが気になります...。
 
 
 
そして、面白かったのが、18歳以下立ち入り禁止の展示が多い。というより、規制が厳しい印象がありました。あれ?実際、展示を見て見ても、あれ?これ年齢制限する必要ある?というような展示も結構ある。何を基準にしているんだろう。
 
 
展示は、旧ソ連をテーマにした作品が多い印象でした。
例えば旧ソ連のデザインは物体をモチーフに、今昔のデザインを改めて見る作品など。
 
 
鳥かごの中に生きた鳥とその後ろに鳥を食べようとしている?顔のオブジェ。
うむ。この作家さんは過激だった。
 
 
次に行ったのは、http://www.tatintsian.com/
 
なんと行ったとき、田名網敬さんの展示やっていた。
本では見たことがあったけれど、初めて本物を見ると、迫力が全然違う。
思ったより絵が大きくてびっくし。
81歳でこんな強烈な絵を書くなんて・・・。おそるべし。
このギャラリーは、街から離れているのに、人も多くて、その前行ったギャラリーに比べて、
何倍もあって、THEギャラリーて感じ(表現、意味わからないけれど)
 
勝手に、表現の規制が厳しいと思っていたロシアなので、こんな風に海外によくあるようなギャラリーがあるのが意外でした。日本もこんな感じのないと思う。
 
 
そして、現代美術館へ。
土曜だからか、ここもめちゃくちゃ人がいます。モスクワの人は美術好きなのか、それとも美術館の数が少ないのか。私が行った時は、写真展やってました。友人との待ち合わせまで時間があまりなかったので、急いで見ましたが、7階たての建物のうち、4階分は写真!!(笑)1階分が絵画、1階分が何か企画展(ここが長蛇の列だったので見れず・・・)しかも、小さいのですぐ見終わります。個人的に写真が難しいので結構すっ飛ばして見て行ったら、30分ぐらいで終わってしまったのでもう一回戻って見ました(笑)
 
絵画の階はソ連時代の労働についての絵画が壁にびっしり。ほとんど工場で書かれた絵になってます。そう思うと日本で工場で働く人の絵をあまり見たことがない気がする・・・。
 
 
トイレに絵があってわかりやすい。多分この絵なかったらどっちにはいればいいかわからなかった。笑
 
モスクワは広いので、ギャラリーいくつも回ろうと思っても、駅から徒歩20分とかあるので、もしギャラリー巡りするときは最低3泊しなければいけない気がしました。
 
 
最後に行った、謎に遠く、そして住宅街の中にひっそりあるメディアアートの美術館は小さいながらもとても面白かったです。
 
やっていた企画展は「Documentary sculputre」
現実の記録方法、描き方の新しい人工的な方法について。完全に直訳だけれど。
今や世界中で起きたデータを技術を使って全て記録することが可能だが、それをどう集め見せるのか、について3Dプリンタマッピング、絵などにして展示してあります。
 
道路を山の形にそってマッピングしている様子。
 
未来の町をクリスタル型にしたもの。(なんでこの形担っているのかは文章がロシア語で読めなかったです笑)
 
 
ビルが溶けたようになっている。
 
 
 
 
最後に見た展示はおそらく、以上の企画展とは関係ないけれど、
強烈だった。これ法律的に大丈夫なのかな。笑
 
電車で写真とった人と同じ人をネット上で探し、電車で撮った写真の隣に展示する。

なんで、こんな場所にメディアアートの美術館があるのかわからないけれど、政府が管理している訳ではなく、モスクワの美術館ネットワークでお金をまかなってやっているそうです。小さいながらも、自身の研究が街や広場に繋がっているのでこの企画展はとても興味深かったです。

 

https://www.instagram.com/p/Ba68k_NH7E9GbXPxgK6Do_QhQaCVR097j52v3o0/

https://www.instagram.com/p/Ba68k_NH7E9GbXPxgK6Do_QhQaCVR097j52v3o0/

念願のロシア!!モスクワビエンナーレ

ウィーンから3時間。かつ、今年はモスクワビエンナーレをやっているので、この機会に念願のモスクワに行ってきました。VISAも必要だし、個人的に行くのにハードルが高い国だったので、来れてとても嬉しい〜〜。
 
 
しかも友人がモスクワに留学してて、色々観光してくれたおかげで難なく色々見れました。
むしろ、一人だったらまず文字が読めないし、危なかったです。。。
 
これからロシアに行く人は絶対キリル文字読めるようになって行った方がいいです、、、。
それだけで、電車・買い物激しく便利・・・。
 
 
1日目は夕方到着だったので、ホテルに直行し、
2日目にモスクワビエンナーレへ。
新トラチェコフギャラリーはトレチャコフ美術館から歩いて10分ぐらいのところにある公園の中にありました。
その公園も面白くて、彫刻ばかり。 
 
ソ連時代に迫害にあった人をテーマにした作品も。
 
 
モスクワビエンナーレの今回のテーマは「forests⇄clouds」
 
以下ビエンナーレのサイトから
 
「『Clouds⇆Forest』は、森(フォレスト)と雲(クラウド)の間を変遷・拡張・消散するクリエイティヴ・トライブ(創造的な小集団)としてのアーティストに着目します。そうしたクリエイティヴ・トライブが、鑑賞者の主観性をどのように再構築し、また、そうした彼らの創造性が個々の主観性にもとづいた新たな環境空間(エンヴァイロメンタル・スフィア)の形成にどのように関わっているかを見せる展覧会となっています。インターネット上のコミュニケーションに代表される、既存の枠組みとは異なる環境空間を生み出す昨今の新たな世代を考慮したうえで、本展のキュレーションの枠組みには、日々進歩するテクノロジーに新たな生命を与えながら、文化的な根源ともつなげあわせるアニミズムとしての芸術的な言語を獲得しようとする表現と、歴史/ジャンル/メディアを横断するリゾーム的な有機システムとしてのアート表現の可能性が含まれています。」
 

 

 
総合キュレーターの長谷川祐子さんは、実家の近くにある東京現代美術館でやっていた「うさぎスマッシュ展」のキュレーターで知り、それ以来著書や記事などはひっそりと拝見していたので、まさかモスクワで見れるなんて・・・と、とても楽しみでした。何よりうさぎスマッシュ展が当時大学生だった私にとっては衝撃的な展覧会で、そこでスペキュラティブ・デザインの存在を知ったのが今の自分の制作にも繋がっている気がします。
 
 
作品はまさにテーマ通り、リアルの世界とネットの世界(テクノロジー)の関係をアーティストがどう捉えているのか、考えさせられる作品が多く、その表現方法も映像、オブジェクト、絵それぞれ。研究成果みたいに展示してあるのもありました。
 
 
日本の売るための植物栽培工場のドキュメンタリーやgoogleやyahooなどのネットメディアを地形のように表現している絵など。
 
今年のアルスエレクトロニカもバイオアートが多かったですが、アルスはテクノロジーを使ってしてみた系
(細胞を音楽に変換してみた、遺伝子を組み合わせてみたなど)で技術重視だった印象がありますが、今回のビエンナーレはまさに逆。アーティストが思ったことをそれぞれしたい形で表現していて、理解するのは難しいけれど、みた後にあれは何だったんだろう・・・。とずっと考えてしまうような作品ばかりでとても素敵でした。
 
日本でみたアートシャワーもそうだったけれど、アウトプットが綺麗汚いに関わらず、アーティストのメッセージの重要性を今回の展示を見て思います。リンツ工芸大野授業も技術面からしたら日本よりも低いかもしれないけれど、生徒のバックグラウンド、出身の国も違う分、考えていることやメッセージが違うからこそ、できたものがとても面白い。日本だと、考えられないことも平気でやってしまう感じを見て、私も、あ〜何恥ずかしがってるんだろうって思います(笑)
 
 
 
まとめになってないですが、、、。モスクワビエンナーレ関連でモスクワ各所施設でも展示を回ったので、
それもまとめようと思います〜。
 
 
全然関係ないけれど、デパートにあったヒストリックトイレって書かれているところ行ったら、300円取られた。でも、すんごい綺麗で、一回誰か使ったら個室の前に人が常駐してて、掃除してくれるシステム(笑)謎(笑)
 
 
 
 
 
 
 

ミュンヘン蚤の市とPinakothek der Moderne

ミュンヘンに夜に着き、次の日は日曜だったためお店は結構しまっていましたが、ちょうど土曜から秋の蚤の市(8日間ぐらい)が行われていたので、それに行きました。めちゃくちゃ大きくて、小さな遊園地も出来てました。蚤の市だから、全部アンティークかと思いきや、そんなこともなく、キッチン用具から食器から食べ物もあり、蚤の市というよりもアンティークも売っているフェスティバルって感じでした。
 
ドイツの屋台でよく見たこのお菓子気になる。
 
遊園地の乗り物。日本のデコトラ展示するだけで、お金稼げそう。
 
 
そして、この乗り物は人気なかった。だよね。私も小さかったら怖くて乗りたくない。
 
 
 
 
 
絵にはまっている父親にアンティーク屋さんでペン立て購入。
可愛いと思うんだけど、友人に写メ送ったらいらなくね?って速攻言われて悲しくなりました。
 
 
 
蚤の市見た後は、12時に仕掛け時計がなるということで、旧市庁舎へ。
ベルンでも仕懸け時計がありましたが、ここのはとても大きい。
 
そして、ミュンヘンは教会がいくつかあるので、11:50ぐらいからずっと至る所で鐘がなっていて面白い。ヨーロッパに来てから鐘の特性が面白く、鐘の映像を集め始めましたが、たくさん鳴っているのに見にいけないのが鐘の音収集家としては悔しかったです。(笑)
 
12時ちょっと過ぎたぐらいから、動き始めました。いつ頃からあるかわからないけれど、オルゴールに合わせて鳴っていると観客もなんだかほんわかして来て、なんでこんなオルゴールの音って癒し効果があるのかと思いました。
 
 
 
ミュンヘンには近代美術館など色々ありますが、今回は現代美術館に絞って見ました。それでもボリュームが多く、1日いてもいいくらい。そして、ちょうどやっていた展示が興味ある分野だったので、とても楽しめました!!!
 
 
 
まず、2階の常設展。さすがドイツだからかヨーゼフ・ボイスの展示物が結構ある。正直、ヨーゼフボイス知ったのはイアマスに入ってからですが、興味があり記事もいくつか拝見したので、見ていてこれがあの記事に載っていた!と思いテンションが上がりました。ヨーゼフボイスは、活動自体に評価があり、その活動で使われたものたちが展示されてある。ドクメンタと同じように背景を知らないと作品を見ただけでは、難しい側面がありますが、逆にドクメンタが難しかった私にとって、きっとそのアーティストの背景を知っているとこういう感じで作品を鑑賞できるんだ、と、アートの知識がない私にとって初めてピン!と発見できた機会でした。
 
日本で展示されているときは見れなかったけれど、ここで見れて嬉しい。
 
は、ミュンヘンで絵の勉強をし始めたということで、数点置いてあ理ました。
 
ピカソも数点。
 
Roman Ondak
日本人従業員500人にチョコレートを渡し、食べた後の銀紙で彫刻を作ってもらった作品。作家が作ったのではなく、普通の人が作り、かつ原価がほぼないにも関わらずこうやって並ぶととても綺麗で、一つ一つセンスがある。1966年の作品だけれど、作品をどう作るのかのプロセスが面白くて参考になりました。
 
 
 
 
1階でやっていた「does per-manence matter? Ephemeral urbanism」という展示が自分の研究にもつながる部分があり、興味深かった。市場や難民キャンプ・フェスティバルなどがどういう成り立ちで出来上がり人が来るようになったのかを一つ一つ国をあげながら説明しています。英語でなかなかわからないところがあったので、初めてヨーロッパ来て美術展の本を購入しました。今まで荷物増えるからな〜、と結局買わないことが多かったのですが、これは買って文章読まなきゃわからないと思い。
 
 
 
地下はデザインの展示。特にイス!個人的に、工業デザイナーになりたくて浪人までした黒歴史があるので、見ていて素敵!ひい!となりました。
椅子ってもろ体全体で使うものだから、デザイン面と機能面両方備えるのって、難しいのに、両方素敵なものばかりで、ビビりました。
 
そして、また夜行バスでリンツへ。3泊4日。9月にフランス行って以来でしたが、自然も味わえて大変充実しました。またリンツで頑張るぞ〜。
 
 
 
 

ベルンと念弾のチューリッヒ動物園!フライタグ本店で激安にカバンを購入!!!

ツェルマットから鉄道でベルンへ。ベルンは旧市街が世界遺産ということですが、個人的には、ヨーロッパいろんな街回ったので、あれっ特に他の街と変わらない気が・・・と思ってしまいました。(失礼)時計台は綺麗でした。
 
でも、ベルンは人も多く、お店も多いので何か買うのにはいいかもしれないです。
ただ物価は激しく高い。サラダ食べたいって思って、買ったら日本円で2500円とかで発狂しました。なんか違う数字見てて1400円ぐらいかと思ってまあこれでも高いけれど、、奮発するかって買ったのに・・
もしかしたら、スイスはお金持ちの年配夫婦が来るところなのかもしれない・・・。
ツェルマットで疲れたので、少し街を歩いただけでホテルで寝ました。
 
 
ベルンは夕方ついて、1泊して次の日朝、電車でチューリッヒへ。
ここは念願のチューリッヒ動物園を何としても見たいと、ルートに入れました。
 
チューリッヒ中央駅で荷物預けたのち、(コインロッカーがめちゃくちゃあります)
トラムに乗って動物園へ。入場料は3200円とここも発狂の値段ですが、ここに来るために来たと思って奮発して支払い入場。
 
 
チューリッヒ動物園は世界一幸せな動物園と、ブルータスで特集されるくらい動物が広い敷地にのびのびと飼われています。ただ、時間が時間だったのか、ライオン・ヒョウ・トラ・クマなど弱肉強食の世界の上位に来る動物は全て爆睡。全然顔見れなかった。平和か。
 
 
ペンギンは最初、ロボットなのかと思うくらい機械的な動きでびっくり。
 
ゾウ専用の施設は、タイをイメージした作りになっています。とっても広いところに親子3匹ゾウがいて、見てるこっちが幸せになりました。家族いいですね。私は一人ですよ〜〜〜!!!
 
 
そして、最後に行った、マダカスカルの深林をイメージしたところが、もうすごい・・・。広大な温室の中に鳥、サルやら亀やらカメレオンやらが放し飼いにされていて、これはいくらかかったんやッていうくらいの高設備。動物園が多い日本でもこんなの作れないだろうなって言うくらいの、規模の大きさに、スイスでは絶対育たないであろう植物も沢山はえていて、単純に感動しました。きっとここに住んでいる動物はここがスイスだと知ったらびっくりするだろうな。マダカスカルだと思っているだろうに。。。映画のtruemanshowを思い出しました。(笑)
 
一つ一つ生態系も食べるものも違う動物たちを管理するのって単純に大変な中、先ほどの森林は将来的には餌をあげなくても自然に植物が生えて、それを動物が食べてという流れになるのが理想らしいのですが、それには、温度調節も重要になって来るので、いかに生態系が微妙なバランスで成り立っているのかが、チューリッヒ動物園を見てわかりました。
 
だから、単純に新しいテクノロジーができたから、それをぽんって取り入れても定着しなくて、こうやって地道に生態系と馴染むようにやっていく必要があるんだな、って言うのを感じます。
 
 
 
 
そして、また戻って、チューリッヒ中央駅から一駅にあるフライタグへ。
フライタグは一つも持っていなかったので、この機会に安かったら買おうかなという淡い気持ちを抱いて行きましたが、案の定購入してしまいました。
小さいながらも1-4階まで商品が綺麗に並べてあって、日本にあるように引き出しを開いて選ぶ方式。1階で見たカバンの形がめちゃくちゃ可愛くて、欲しいな〜と思っていたものの、2万6千円ぐらいだったので、断念しようとしつつ、その上に置いてあった別のバッグが値下げしていたので、これも値下げしているのではないかと聞いたら、値下げはしていなかったけれど、学生だったら安くなるよっと言われて、速攻購入。2万で購入できました。日本で購入すると、3万以上する品だったので、1万円も安くなって感動しました。学生割引はオフィシャルじゃないっぽく、学生だから安くなりますよねっ?って聞いたら、渋々誰が教えたんだよって見たいな感じだったので、学生の方はチューリッヒに来たら、フライタグ来るのいいと思います。(学生証見せなければいけないけれど、写真なしでも大丈夫だった。)お気に入りのバッグを盗まれたので新しくリュック変えてテンション上がる。
 
 
そして、購入した後は、またバスに乗り、ドイツミュンヘンへ。
チューリッヒからミュンヘンまでは、DB(ドイツの鉄道会社)がバスを出していて、20ユーロでいけます!激安!4,5時間で直通でつくので、電車とほぼ変わらないし、もしチューリッヒからドイツ行く際は、DBのICバスをお勧めします。隣の人がアラビアの音楽をガンガンに聞いていること以外は快適でした〜。
 
次はミュンヘンへ〜〜!